グロインペイン症候群(股関節・脚の付け根の痛み)
こんなグロインペイン症候群の症状にお悩みではありませんか?
●サッカーのシュートや走る時に股関節の痛みがある
●階段や坂道を上る時に股関節が痛い
●自転車に乗ると股関節が痛い
●しばらく休むと痛みが無くなるが、運動を再開するとすぐに再発してしまう
そもそもグロインペイン症候群とはどんな症状なのか
グロインペイン症候群とは足の付根(鼡径部周辺)の痛みの総称の事です。
運動時に鼠径部、下腹部などに痛みが現れます。初期では全力でダッシュをしたり、ボールを蹴ったりなどの限定的な動きで症状が現れます。しかし悪化すると、軽い動きでも痛みを感じるようになります。日常生活ではあぐらがかけなくなったり、坂道を登るのがきつくなるなどの症状が出てきます。
しばらく運動などを控えると症状は落ち着きますが、また運動を始めると痛みがでてしまう事が多いです。
グロインペイン症候群の原因は恥骨のダメージ
恥骨がダメージを受けるに至る原因は3つです。では一つ一つ解説していきます。
原因1.脳へのストレス⇒筋肉の弱化
※出典 プロメテウス解剖学アトラスより引用
脳へのストレスがどのようにグロインペイン症候群につながるのか、下記は当院が考えるグロインペイン症候群の発生のプロセスです。
脳がストレスを受けると身体を活動的にさせ臨戦態勢にする
それでもストレスを受け続けると、脳は身体を抑制状態にする
姿勢や体重を支える筋肉の動きにブレーキがかかる
その筋肉が上手く働かず、過剰な負担がかかり続け筋肉や骨にダメージが起こる
そのため筋肉が正常に働かず、骨格が歪んでしまい痛みやコリなど不調が起こり始める
負担が続くとついに神経を圧迫し始め痛みがひどくなる
ついに坐骨神経痛となる
通常人間はストレスを感じると、それと戦うか逃げるかの対処をします。
脳も同じでストレスを受けると、何とかしようとして身体を活動的にし、心理的にもポジティブな状態に向かわせる事で、ストレスに対抗するのですが、それでもストレス状態が続いたり、ストレスに上手く対処できなかった時はネガティブな対応を行います。
具体的にどうなるかというと、意欲の減退や自信喪失、落ち着きがなくイライラしたり、消極的な行動などを取るようになります。
体も酷使し続けると疲れ果てて、機能しなくなりますよね。それと同じことが脳から身体への信号伝達でも起こっているんです。ストレスに対抗し続けて脳が疲れ果ててしまい、身体を非活動的にして抑制状態にするんです。
この状態になると、姿勢を保持したり体重を支える筋肉などの行動にブレーキが働き、運動機能の低下などが起こります。これを当院では脳の誤作動と捉えています。
そうなると、ちょっとした動作で筋肉を傷めたり、筋肉が疲労しやすくなったり、関節を痛めやすくなったりします。また風邪やアレルギーなどの免疫系の抑制や原因のはっきりしない症状などに悩まされることにもなります。
これらはすべて無意識で起こる現象なので、本人はそのような状態を認識できず、身体に過度の負担をかけてしまい筋肉・骨の疲労の結果ダメージが起こります。
ダメージが起こった状態の筋肉骨格は骨盤がずれたり、全身のバランスが崩れやすくなります。グロインペイン症候群の症状をお持ちの方は、腰痛や膝痛に成る方も多いのです。
原因2.妊娠中のホルモンにより恥骨への負担が増大
妊娠中にはリラキシンというホルモンが分泌されることで、靭帯や腱、筋膜、骨膜など関節包などコラーゲン組織が伸びやすくなります。恥骨の膜、すなわち骨膜も伸びやすく脆弱になるため、結果として弱い負荷でダメージが起こります。
原因3.スポーツや登山などによる恥骨周辺への負荷
ほとんどのケースで見られるのは、スポーツや登山、出産、無理なストレッチによって鼠径部周辺の骨、つまり恥骨に強い負荷がかかり続け、ついに耐えられずに起こるダメージが原因です。一度ダメージが起こると、マッサージをしても骨盤の歪みを整えても治ることは有りません。
恥骨にダメージが起きると、骨盤がなかなか安定しないため腰痛や膝痛に発展することも多いので、しっかりケアしておくとその後のの経過が非常に安定します。
グロインペイン症候群を改善へ向かわせる当院の施術方法
①ストレスよる脳の誤作動を一旦リセットさせる
脳ストレスによる誤作動をリセットします。脳ストレスと言っても、頭部だけでなく全身に約30か所の治療ポイントがあります。施術の結果として脳ストレスで抑制されていた筋肉の機能が回復してくるので、背骨や骨盤を含め全身のバランスが向上します。
脳ストレスによって影響を受けていた呼吸機能も回復して、ますます身体が生き生きとしてきます。
治療方法は極めて穏やかで、指による頭部および末梢へのソフトタッチで行われます。
指で各治療ポイントに軽く触れ、身体のエネルギーの変調を調整し、脳の活性化を促進させ、恒常性を整える治療法です。※当院が行っているBASE療法について詳しくはこちら
②筋肉と骨格のダメージを修復する
この施術には検査がとても大切です。独自の方法によって恥骨のダメージを徹底的に調べて行きます。この検査にしっかり時間をかけることで、身体が必要とした施術ポイントを検出することが出来ます。
検出された恥骨のダメージを、一つ一つ丁寧にケアしていきます。
一度施術すると持続性が高く、身体がぐっと安定して痛みも軽くなっていきます。
通院の目安
症状がひどい場合
1ヶ月間は1週間に2回
その後の1~2ヶ月は1週間に1回
その後は身体の状態をみながら徐々に施術間隔を開けていきます。
症状が回復した後は、メンテナンス通院を提案しています。
施術内容と料金
施術には細心の注意を払っておりますが、もし少しでも痛かったり不快な場合、遠慮なくお伝えください。直ちに対応いたします。
次回のご予約、さらに次のご予約を頂くことで都合の良い時間をお取り頂くことができます。