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新型コロナウイルスについてのインタビューまとめ

2020/03/30

米国国立衛生研究所 アレルギー感染症研究所 博士研究員、峰宗太郎博士へのインタビューをご紹介します。前編・後編で40分ほど。

風邪のウイルスの15%はコロナウイルス
コロナウイルスは基本的に4種類+SARS、MERS

新型ウイルスの正式名称はSAASコロナウイルスⅡ
風邪ウイルスとは遺伝的に離れている。

 

遺伝情報がMERSに近く、喉、肺に親和性あり細胞に入りやすい。病毒性(毒性)として風邪は上気道に入りやすく、肺に入りにくい
今回のウイルスは肺に入り増殖する。毒性がやや高い
広まりやすさが風邪やインフルに近く感染性が高い
SARSのような病毒性があり、風邪のように広がりやすい。

 

●新型コロナは子供は重症化しにくいのに高齢者は重症化しやすい。その理由は現在、全く分かっていない。

●中国で臨床試験が進んでいる。薬の研究は早く進んでいる。

●日本でECMO(人工心肺)を使える病院は、大学病院で2~3カ所のみ

感染症対応の医療で医師、看護師という人材や感染症対応のICUの部屋というリソースを考えると、都内でECMO(人工心肺)をすぐ取り扱えるのは大学病院で2~3カ所のみ。一朝一夕に増えない。

●インフルエンザで亡くなるのは高齢者が中心

●新型コロナウイルスに感染した人が感知して再感染することはあるか?
再感染より再燃が疑われる。ウイルス量は体内で減少しPCR検査で陰性、これが偽陰性、ところが再燃し陽性になるケースが起こりえる。
風邪のぶり返し、胃腸炎でも二峰性(2回ピークが来る)のケースがある。

●ワクチンを一度開発するとインフルより有効になる可能性がある。
コロナウイルスの突起の変異はインフルエンザより少ないことが分かっており、ワクチンを一度開発するとインフルより有効になる可能性がある。

●飛沫感染と接触感染の2経路
新型コロナウイルスは飛沫感染しやすい特徴がある。
鼻水にすごく多く含まれ、インフルエンザよりはるかに多い
くしゃみに含まれているウイルスが多い。
くしゃみとおしゃべりに気を付ける

●口や鼻など顔に触れると手にウイルスが付着する。
その状態でつり革、ドアノブ、ブッフェでトングを触る。それを他の人が触れることで感染が広がる。

●感染を防ぐためにどんなことに気を付けて行動すべきか?
密集を避ける
声を出す、歌うことなど飛沫を避ける
換気する

●新型コロナウイルス感染症対策はいつまで続くのか?
政府の政策はピークを抑え、少しでも流行を遅らせることで、医療の対応をさせる。対策したその結果、終息は先延ばしになる。
2009年の新型インフルはピークを抑えた結果、現在も収束していない。

●東京ディズニーランド、宝塚が中止になったが?
ディズニーランドは、すれ違う程度なら感染リスクは非常に低い。
接触感染のリスクがあるのは、アトラクションで手を握るバーなど共通に接触する部分は要注意。

●宝塚について
観客が大声を上げず、くしゃみ、咳が止まらない、熱があるヒトを制限すればリスクは低く抑えられる。

●トレーニングジムで感染広がったのは、バーなど共通に触れる部分で感染した可能性ある