危険な腰痛シリーズその２は、「悪性腫瘍骨転移」です
いわゆる癌が骨に転移してしまうことで痛みが出るもの。
あらゆる骨、あらゆる癌で起こりますが、背骨、特に腰椎では
起こりやすいです（脊椎は血液が豊富なため）。
骨転移を起こす癌のトップ３は、
①肺がん
②乳がん
③前立腺癌
【症状】
癌細胞により骨が溶かされ、強烈な腰痛を起こします。
体位を変えても痛みが続きます。
最初に背骨にがんの転移が起きると、腰や背中の痛みが始まり、
段々痛みが強く、寝ていても痛くなってきます。
肋間神経痛のような痛みを感じることもあるようです。
この骨の痛みは癌の症状の中で最も苦しくて、モルヒネを使わなければ
耐えられないほどの激痛になり、何度も骨折します。
怖いですね。
腰痛が持続的に進行するときも転移性腫瘍を疑って下さい。
こんな症状になったらなるべく早く病院へ行きましょう。
【経過】元の癌にもよりますが、骨まで転移した場合は、
予後は非常に悪いようです。
早期に見つけるにはCT検査、MRI検査、骨シンチグラフィー等を用います。
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